三日ほど前に、あたしの仕事ある?—通販vs実店舗という記事を書いたばっかりでしたが、今日、さらーっとネットサーフィンしていたら、良い知らせが目に入ってきました。
「その人気レストランは新型コロナウィルスの危機に発想の転換で打ち勝とうとしている」というもの。
通販vs実店舗だと、一方が他方を飲み込んで、一方が勝者となる、という結果になることが予想されるわけだが、
その考え方自体が正しくなかった、固定観念だった、ということに気がつきました。
この危機に当たっては、通販+実店舗、双方の融合によって成長する、新しい局面を開く可能性も十分にある!ということを知ったのでした。
そのことに大きな希望を見たのでした!(←大げさやね)
一店舗の取り組みなんて、ホントに小さな一つの例証だとは思うのですが、とにかく励みになりました。
どこ見たって、暗い話ばっかりだからね。
新しい世界を創っていくのは誰?—
希望もつ人こそが新しい世界を創る。
とある人気レストランの取り組み
全文記事はこちら
WIRED.jp https://wired.jp/2020/04/27/restaurants-struggling-pandemic-eric-rivera-addo/
実店舗の代表格は「飲食店」。コロナショックによって、この業界が受けた打撃は相当なもの。
お客さんは減り、スタッフのシフトは削減され、休業に移り、(ここまでは私の体験とまったく一緒!)そして、大量の人員削減へと移る。アメリカでは、もうそうなっている。
でも、「私はお店で買いたいのよ!」この強みが典型的に現れるのも、飲食店です。
レストランの雰囲気がいいから、お店に行く。そりゃそうです。
でも、今はこういうご時世で、お外に出れないから、おうちごはん、おうちCafeするしかない。
そこでも、きっとお手頃で、美味しいお店はないかな?って絶対に探しています。
だから、もし、ここで踏ん張れたら、お客さんは必ず戻ってくるでしょう。
元々、人気のレストランだったそうですが、その業績(注文件数と書いてあったので、いわば客数ですね)をコロナショックを通して2倍に増やしたお店があるそうな。
すごい!
何をしたかって?
けっこう単純な発想。それは「出前」です。
日本では、昔っからあるやつ、、、です。
本格的な通販システムを導入すると、結構、契約を結んだ宅配・デリバリー会社の方にお支払いしないと行けない分が大きくなって、実質的な利益が目減りするそうです。
だから、自店のスタッフを使って、出前にした。
さあ、自店の販売スタッフの皆さん、出番ですよ、出番!
気になるお勘定は、オンライン決済システムを使っているので、スタッフはお金に触らなくていいから、超・楽ちん。ここは大変、先進的。
それだけじゃない。
このシステムを使うと、お客は事前に注文をするので、作りすぎがない。無駄がない。あまったからと言って捨てることがなくなる!
おまけに、混雑具合を心配しながら、シェフのシフトを組まなくていいから、人件費上の無駄も無くなるし、シェフも時間に追われて料理をする心配がない。注文を受けた分を作ればいいから。
出前は二人で行かせるという。(おお、イエス様みたいだね。弟子たちを派遣するとき、主は一人では行かせなかった。二人組。ここの雇用主さん、人件費をケチらず、めっちゃ優しいだと思います。ひとりは不安だからね~)
ひとりは運転、ひとりはお届け。
さらに、日本ではあまりないけれど、Pay Fowardという善意の買い物もある。
これは、他の人の代金を支払うことで、ホームレスの人や慈善団体に献金をするとか、または実際にその店の商品を食べてもらうとか、そういう仕組みです。
そんなことまでしている。
たくさんの人が、協力して働いている。
雇われていた人は、自分が担う仕事は多少変わってくるとは思うけれど、たぶん、この店のスタッフさんは誰も解雇されていない。それどころか、スタッフをシフトを厚くして、更に雇用の計画もあるそう…
いいですね!こんなお店。
相手が何を必要としているか、ちょっと考えてみるだけで、新しい世界が広がるんだと思います。
お客さんだけに気を使っているのではなさそうですね。自分が抱えているスタッフのことも考えてくれている感じがします。
クビにして、なんとか会社だけが何とか生き延びようとするのも、ひとつの道ですがね。
スタッフは仕事を必要としている、そこをちょっと考えてみると、こんな新しい世界が開ける。
聖書にこんな言葉があります。
何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい。これが律法であり預言者です。(マタイの福音書7章12節)
これは、愛を語る主イエスのお言葉です。
何事でも、ってありますから、何事もです。お商売だってそうなんです。
お商売も愛なんですね!驚き。
自分だけの利益追求するお商売は今限界にきたので、相手がしてもらいたいことをよく想像してあげると、経済も回り始めるのだだと思います。
経営者のリヴェラさんが、こんな風に言ってます。
「これまで続けてきて馴れていることにこだわるより、今必要とされているものは何かに目を向けるのです。家でソファに座っていて、「あったらいいな」と思えるものは何なのか、ちょっと元気を出したいと思った時に必要なものは何か、考えてみてください。あまり長々とした説明書きはよくありません」と。
愛は想像力から始まります。
相手のことを理解したり、想像するのは、結構難しいですがね、単純に、自分がしてもらって嬉しいかどうか、考えてごらん、って。
分かりやすいです。これなら、誰でも考えられることですね。
過去の基準にさようなら。新しい世界へGo!!
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